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運動も勉強も人間関係もダメな女子高生、御堂小夜子。 彼女はある晩、二十七世紀の未来人から大学の“教材”として【対戦者】に選ばれた。 【対戦者】には特殊な力が与えられるはずが、小夜子の能力は無効化でも消去能力でもなく「何も無し」。 そして【対戦者】との殺し合いに巻き込まれる。 能力者相手に抗う術など無く、毎夜を生き延びるためだけに足掻く小夜子。 だがある夜を境に、彼女は戦うことを決意するのだった。